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「今日は何の日」映画評論家・荻昌弘さん死去
1988(昭和63)年7月2日、映画評論家の荻昌弘さんが東京都内の病院で肝不全のため死去した。62歳だった。
東京生まれ、東大国文科を出て「キネマ旬報」に入社。食通としても知られたが、70年からはじまったTBS系「月曜ロードショー」の解説で全国的に有名になった。
番組の冒頭で「荻昌弘です。こんばんは」と登場。約2分半、柔和な笑顔を絶やさず、歯切れよく、映画の見どころ、楽しみ方を語った。
70年代から80年代にかけて、日曜の夜は淀川長治さんの「日曜洋画劇場」(テレビ朝日系)。最後の「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」が定番。
月曜に荻さんがいて、水曜には水野晴郎さん(日本テレビ系)が「いやあ、映画って、本当にいいもんですね」と決めた。
映画の知識、トリビアはこの3人からという人も多かったに違いない。
テレビの映画評論で後輩にあたる水野さんは当時、夕刊フジで荻さんの死をこう悼んでいる。
《学究肌の方で、理論的に細かく映画を分析する姿勢はほかになく、文章もお上手な方でした。とても残念です》
荻さん、淀川さんに続いて、水野さんも先月、鬼籍に入った。
