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前立腺疾患の日帰り手術の名医
■ブラックジャックを探せ!中村剛さん(47)
飯田橋中村クリニック(東京都新宿区)院長
アメリカを追うように、日本でも年々増加の一途をたどる前立腺がん。女性の乳がんと並んで、今後最も注意すべきがんだ。そんな「前立腺」の疾患をメーンに、プライマリケア(初期治療)の充実をめざして開業した医師がいる。
飯田橋駅から徒歩3分の場所に、2年前に泌尿器科のクリニックをオープンした中村剛医師は、それまですぐ隣の東京厚生年金病院の泌尿器科部長として活躍していた。
「別に開業医志向というわけではなかったんですが、50歳間近にして、自分の専門性を生かしたプライマリケアに挑戦したいという気持ちがわいてきたので」と開業のいきさつを語る。
泌尿器科全般を診るが、中でも得意とするのが前立腺疾患だ。
「場所柄、サラリーマンの方が多く訪れますが、頻尿や尿失禁を訴えてきた患者さんを調べてみると前立腺肥大症や慢性前立腺炎、男性更年期障害のことが非常に多い。最近では30代や40代の若い人でも前立腺が肥大していることが珍しくなく、開院当初に予測していた患者数をかなり上回るペースです」
大がかりな手術が必要な場合は入院設備を持つ病院に紹介するが、内視鏡でできる比較的小さな手術には日帰りで対応する。
「忙しいサラリーマンにとって前立腺肥大症の治療で1週間や10日も入院するというのは周囲の理解を得にくいもの。HPなどで日帰り手術が可能と知ってかなり遠方から見える方もいます」
日帰りだけに大出血などの合併症は避けなければならず、手術もていねいになる。「病院勤務時代よりもよほどていねいにやっているような気がします」と笑うほどだ。
「前立腺疾患に関することなら何でもご相談に応じます」と言い切れるスペシャリティを持った専門医が、身近なクリニックにいるということは、知っておいて損はないだろう。
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なかむら・たけし
1960年神奈川県小田原市生まれ。87年千葉大学医学部卒業後、同大泌尿器科に入局。同大附属病院、船橋中央病院、松戸市立病院、東京厚生年金病院勤務を経て、2006年に飯田橋中村クリニックを開業し院長。日本泌尿器科学会専門医、指導医。


