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新作映画「歩いても 歩いても」
【こんな話】
失業中の良多(阿部寛)は、妻・ゆかり(夏川結衣)とゆかりの連れ子・あつし、と夏のある日、神奈川の海辺の町に帰省する。開業医だった父・恭平(原田芳雄)は既に引退し、妻のとし子(樹木希林)と静かに暮らすが、そこに良多の姉・ちなみ(YOU)一家もそろう。15年前に事故死した長男の思いを引きずるとし子と良多一家は墓参りに出かけるが…。
【データ+ひとこと】
28日公開、上映時間1時間54分。
離れて暮らす親子の心情を、2004年の「誰も知らない」で注目を浴びた是枝裕和監督が丁寧に描いている。
◆映画評論家 北川れい子
★★★★
親子だから互いに見えを張る。夫婦だから言いたいことを我慢する。夏の一日の家族の風景に、人生の陰影を忍ばせた演出が巧みで樹木希林の本音にヒヤッ。
◆映画ライター 轟夕起夫
★★★★と半分
他人事の「家族の肖像」なのに巧みな演者たちを“身内”に感じる瞬間が何度も! 何気ない場面や会話にクスッ、ドキッ。わが身を省みたくなる。
◆本紙 谷内誠
★★★と半分
見終わって、誰もが親との関係を考えさせられるだろう。淡々と心に染み渡る。阿部は好演も、この内容には地味な風貌の役者のほうが適役では?
