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友川カズキ「競輪三昧(ざんまい)」第35回
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昼は前橋の寬仁親王牌、夜は松戸ナイター。
明日からは小倉ナイターも始まる。
まったくもってファンには眠るヒマしかない。
そういえば、前橋でファンに別れの挨拶をした滝沢正光が放送席に座り、「今後は、ファンの視点に立って、その期待に応えられるような選手を育てたい」と、抱負を述べておられた。
走りながらも弁解をすでに考えているような平原康多(埼玉)などは、その言葉の意味を分かっているのだろうか、と一瞬思ってしまった。
”熱い走り”とは、勝敗云々を突き抜けて、こちらの胸をわしづかみにするものである。
今、頂点へ登りつめようか、と実力を評価されている人間の走りが、何ともさめざめとしていて面白くない。
ギャンブルなのだから、もっとジタバタと闘って欲しい、と思っているのは、私だけであろうか。
さて今夜の松戸ナイターA級決勝。
南関が7人乗ってきた。
千葉3人、神奈川2人、静岡2人となったが、それぞれ調子の良い自力型がおり、3分戦だが、ポイントは2つ。
位置なしの栃木の2人9菊池と4長谷部がどうするのか、ということと、徹底先行の2人、8須藤、6吉田のどちらが逃げるか、ということである。
2人共先行を表明し、菊池は、先手ラインから、となっている。
私は、S級が目前にある彼らは、同地区でも遠慮なく叩き合う、と見た。
よって車券は、中団が簡単にとれる1大沼の捲り一発にかける。
相手は2近藤、3成清、菊池で、伸びのいい長谷部も少々。
3連単も、それで行く。
ある意味で、昼の準決より、ナイターの決勝の方が楽しみである。 (歌手・画家、友川カズキ)

