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「世は満腹ぢゃ」枝豆もいいけど一味違う「ずんだ」で一杯
■魚柄仁之助・世は満腹じゃ
友人がいい年こいて再婚したんだが、お相手は20歳も若いのだ。お前は市村正親かっ!!
ま、それはいいのだが、その若いよめはんが何を考えてんだかよくわからん人でして、最近、夕食前のビールに枝豆をたっぷり出してくれる…のは別に問題ではないのだが、その枝豆をすべてむいて食べさせてくれるんですと。
枝豆って自分でプチリとむきながら口に運び、ビールをグビリとやるのが風情ってもんでしょうに。このカミさんったら、愛しい夫の為にぜーんぶむいてくれんですと。たまらん。たまらんから彼にアドバイスしてやったですよ。ぜーんぶむかせて、ずんだにしちゃえってね。
ゆでた枝豆をむいてすり鉢に入れ、すりこぎでツンツンついてつぶす。つぶれたら、塩と少量の砂糖を加えてちょいとすりあわす。これが東北名物のずんだですな。
ビールに枝豆と言えば俳句の季語みたいなもんだが、このずんだを、クラッカー、チーズ、焼のり、もち、団子などにのせてパクっとやってみたまへ。枝豆とは一味ちがいますぞー。
このずんだによく合うのが佐賀の銘酒「鍋島 純米雄町」(富久千代酒造 電話0954 ・62 ・3727)であります。生産量が少ないので、蔵の飯盛さんに買える店を問い合わせて下さいまし。やさしいやわらかな酒で、苦み、渋みがなく、おだやか~に呑める酒なのです。
ほんのり砂糖の甘みのあるずんだを上新粉の団子やクラッカーにたっぷりのせてパクっとやる。枝豆の青臭さが鼻にぬける、そして鍋島のふくよかな香りが…あ、あ…枝豆むき役の若いよめはんが欲しいっ。
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