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数独の父・鍜治真起(かじまき)の「競輪百景」 第9景「94期の新人は・・・」
暑い7月。
馬もレーサーもデビュー戦が始まって、さすらいのギャンブラーは心機一転。
といきたいところだが、相変わらず「ガクッ」「トホホ」の毎日。
この度、私の地元、京王閣から大物新人、鈴木雄一朗(94期、5R)がデビューした。
在校成績1位で卒業記念チャンピオンだから、その走りはハンパじゃないだろうなぁ。
彼は「走りたくてウズウズする」と言っていたが、私も”ウズウズ”するぞ。
地元に全国区(になる)の選手がいると、車券の興味とは違う楽しみが加わって、ますます競輪が面白くなる。
サッカーや相撲の”地元意識”の応援と同じかもしれない。
いや、力が入ります。
そんでまた、デビューからその強さに付き合うことができるのだ。
彼の出世街道の履歴をずっとずっと、見届けることができるのだ。
彼のピークは何年後のことだろう。30年後もペダルを踏んでいるのだろうか。
どんな競輪人生、競輪ドラマが待っているのだろうか。
ヨコチョの親父さんが連れに語っている。
「昔の後楽園は12車立てだったからなぁ。1-1(枠単)も売っていたんだぞ。11番手なんてあったからなぁ。11番手から勝ったのを見たのは高原永伍だけだよ」
競輪の「語り部」である。
いい話を聞かせていただきました。
こういう人がいて、奥が深くなる。
どの新人にも輝いてもらいたい。
負けることで大きくなる。
カッコよく負けていってほしい。
私が買った時は、なりふり構わず勝ってほしい。
94期の新人よ、30年後には私が語り部になってあげるからね。 ((株)ニコリ”非常勤”社長)

