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「トン」でもなく旨いブランド豚!!

ブランド豚 先ごろ発覚した岐阜県の食肉会社による「飛騨牛」偽装問題。背景には日本人の根強い「ブランド」信仰があるといわれ、さまざまな食材がブランド化を競っている。実際、豚肉にもブランドは多く、人気だとか。一体どんなものがあって、味はどうなのか。

 日本食肉消費総合センターによると、豚肉のブランド数は2005年3月のまとめで255(別表参照)にのぼる。産地は群馬県の28を筆頭に北海道23、新潟県18、岩手県と静岡県16などが多いが、まとめた時点でも「実際の総数はもっとある」というのが関係者の一致した見方だ。

 一般に「ブランド豚」は飼育方法やエサ、環境などにこだわって良好な肉質になるように飼育された豚だが、統一された規格や認定機関があるわけではない。意外だが、「品種や飼育方法、環境にこだわるあまり、肉質や味が二の次になるものもある。ブランド豚だから、値段が高いから、おいしいとはかぎらない」(業界関係者)とも。

 豚肉で思いつきそうなイベリコ豚や黒豚、SPF豚などは、ブランドというよりも種類や状態にあたる。イベリコ豚はスペイン原産の黒豚。放牧で育てられ、肥育期間中はドングリなどがエサになる。SPF豚は「特定病原菌不在豚」の略だが、無菌ではないので、きちんと加熱しなければならないのは同じとか。

 さて本題。ずばりどのブランド豚がおいしいのか。豚しゃぶでブランド豚食べ比べメニューが人気の「ぶたや桜蔵」(東京・学芸大)代表の川野秀輝さんによると、「いい豚肉はスライスしたときにわかる。脂の融点が低いので、刃の部分にすぐに脂がつくからです」。

 そうした肉は甘みがあり、獣臭さがない。ただし20枚ほど切るとカッターに付いた脂をふき取らないといけないので、調理人泣かせではあるそう。川野さんが100種類以上のブランド豚を食べて決めたメニューは「和豚もちぶた」「かごしま黒豚」「イベリコ豚」「あぐー豚」「白金豚」。

 もち豚は甘味があり、脂身はクセがなくてとろける。味が凝縮されているのが、かごしま黒豚。イベリコ豚は肉が赤みがかっていて肉らしい肉。あぐー豚は噛めば噛むほど味が出る。ミネラルウオーターを飲んで育った白金豚は柔らかく、甘い―のが特長だ。

 ほかでは、「TOKYO X」「平牧三元豚」、とくに「TOKYO X」はデパートなどで比較的簡単に買える点でオススメ度が高いとも。一方、変わりダネを探してみると、チーズを固めるときに出る液体「ホエー」を飲んで育った「ホエー豚」、梅肉エキスを混ぜた穀物で腸の働きを活性化させ、ストレスの発生を抑えた「梅肉ポーク」、餌にきな粉を混ぜて育てた「きなこ豚」なんてものも。

 チャンスがあれば、お試しを。ちなみに、偽装を見破るのは不可能だろうが、いい豚肉を選ぶポイントは「豚肉は鮮度が大事。客が多くて売れている店で買うこと」(川野さん)だ。
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■全国のおもなブランド豚■
【北海道、東北】
十勝野ポーク、ホエー豚(北海道)
ヤマザキポーク(青森)
白金豚(岩手)
十和田湖高原ポーク桃豚(秋田)
平牧三元豚(山形)

【関東】
梅山豚(めいしゃんとん)、奥久慈バイオポーク(茨城)
和豚もちぶた、えばらハーブ豚未来(群馬)
かながわ夢ポーク、やまと豚(神奈川)
古代豚、サイボクゴールデンポーク(埼玉)
TOKYO X(東京)

【中部、近畿】
越後もち豚、なごみ豚(新潟)
美濃ヘルシーポーク(岐阜)
デリシャスポーク絹(愛知)
ヤマトポーク(奈良)

【中国、四国】
幻霜スペシャルポーク(広島)
ネッカ豚(愛媛)

【九州、沖縄】
梅肉ポーク(熊本)
きなこ豚、霧島黒豚(宮崎)
かごしま黒豚、九州もち豚(鹿児島)
やんばる島豚、あぐー豚、琉球長寿豚(沖縄)

投稿日: 2008年07月14日

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