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高騰住宅ローン賢い対処法
ガソリン、食品の値上げに続いて住宅ローン金利も今月、大手銀行が軒並み3カ月連続引き上げ、12年ぶりの高金利圏に突入した。株価や給料は上がらないのに…一体どうすればいいのか。賢い対処法を、家計に詳しい経済ジャーナリストの荻原博子さんに聞いた。
住宅ローン金利は、10年国債利回りなど長期金利に連動させて決める。3月まではずっと低金利水準で推移したが、4月から上昇に転じ、各行とも5月から住宅ローン金利をジワジワと引き上げ始めたのだ。
「世界的にインフレ傾向が懸念され、欧米当局とも金利を上げたくてしようがない局面を迎えています。日本も上げないわけにはいかない」と荻原さん。
たしかに、消費者物価の上昇はガソリンや食品、電気代など身近なだけに、インフレの大きな足音はよく分かる。とすると、インフレ=通貨価値の下落=借金が有利という時代なのか。
だが、荻原さんによれば「過去のインフレは地価が上がることで、物価も上がり、企業は売り上げが増えて、社員の給料も上がるという構図でした。しかし、今のインフレはコストプッシュインフレで、企業も儲からないし、購買力がなくなることを意味する。その点はデフレと同じ。キャッシュ(現金)を持っているのが一番いい」。
では、問題の住宅ローン金利上昇には、どう立ち向かえばいいか。
■これからマイホーム
「これからマンションでも買おうという人は、金利が上がっているからと焦らないこと。都心の一等地は別として、サラリーマンが買うクラスのマンション価格はこれから下がります」
■どうしても今買う
「それでも、事情があって今買う必要があるなら、フラット35(最長35年間固定金利ローン商品)など長期固定金利を選び、さらに、なるべく頭金を増やしておくことをオススメします」
■すでにローンあり
「現在は借り換えしても、手数料ばかり出ていって有利な状況ではありません。繰り上げ返済しかないですね」
例えば、借入金3000万円で金利3%、35年返済のローンを1年前に借りた人が、この夏のボーナスでもし100万円繰り上げ返済すると、支払利息の総額は168万6562円減る。これは期間短縮を選んだケースで、1年11カ月短くなる。ただ、月々の返済額を下げる選択をすると、支払利息は約60万円しか減らないので注意が必要だ。
「いまどき、100万円投資して268万円のリターンが望める株なんてないし、夏休みは海外旅行に行ってる場合じゃない。冬も来年もボーナスで繰り上げ返済して60歳前に完済するようにしないと。年金まで間がありますからね」
ああ世知辛い。これで一体だれが儲けてるんだ。責任者出てこ~い!
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これはあくまで新規、これからの人向けだが、現実にローンを借りる際は店頭金利そのままということでもない。各行ごとに設定した条件を満たせば「金利優遇プラン」があるからだ。
大手行の場合どこも、預金口座を開いて給与振込先にしたり、クレジットカードやカードローン契約するなどの条件で、店頭金利より1~1・65%低く優遇するパターンがある。
ただし、同じタイプ、同じ返済年限でも店頭金利は各行によって微妙に違いがある。金利優遇分が大きいからといって、正味の金利が低いとは限らないので、よく調べる必要がある。

