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「仕事でMac」(7)ウィンドウズを遠隔操作
当連載で繰り返してきたように、いまやたいがいのパソコン仕事はアップルの「Mac」でこなせる。あえてウィンドウズである必要はないが、職場や仕事の関係でウィンドウズマシンを併用しなければならないことも。そこでオススメなのが「リモートデスクトップ」という手段だ。
リモートデスクトップとは、離れた場所にあるパソコンを“遠隔操作”する方法。もともとは企業のシステム担当者などが手元のパソコンで各部署のパソコンを管理する手段として使われていた。ただ、現在のように1人で複数のパソコンを利用する時代は、一般ユーザーにも便利な機能だ。
たとえば、ノート型のMacを持って外出したり社内の別フロアにいるとき、あるいは自宅でMacを操作しているとき、職場のウィンドウズマシンの中にあるデータが必要になったとする。普通なら、データを職場の誰かに頼んで送ってもらうしかないが、Mac上で直接操作できれば断然速いし安全だ。
こうした遠隔操作ができるのが、マイクロソフト(MS)が先ごろリリースした「リモートデスクトップ・コネクションクライアントforMac(RDC2)」というソフトだ。
RDC2を利用するには(1)MSの「Mactopia」というサイトからRDC2をダウンロードし(無料)、Macにインストールする(2)ウィンドウズマシン側でリモートデスクトップを受け入れる設定をする(3)Macとウィンドウズマシンを接続する。両機をLANケーブルで直結するか、接続したいウィンドウズマシンのIPアドレスをMac側で指定する―で準備OK。接続すると、Macの画面にウィンドウズのデスクトップが現れる。
現れたウィンドウズ画面は普通に操作できる。ウィンドウズとMacではキー配列が若干異なるが、RDC2ではキーボードのカスタマイズも可能なので、使い勝手を向上できる。
しかも、画面表示や操作だけでなく、ウィンドウズの中にあるデータをMacとやり取りすることもできる。方法は(1)ウィンドウズ上のテキストなどをコピーし、Mac上にペーストする(2)ウィンドウズ上に設定したMac用のフォルダに、Macで利用したいフォルダやファイルをドラッグ&ドロップする―の2通り。
(1)は1つずつコピー&ペーストしなければならないが、設定不要で実践できる。(2)はウィンドウズ内にMacのハードディスクドライブ、もしくはフォルダを認識させる設定が必要だが、ウィンドウズ上のファイルやフォルダを丸ごとコピーできる。
また、RDC2では1台のMacから複数台のウィンドウズマシンに接続できるので、ウィンドウズマシンをMacの外付けハードディスクのようにも利用できる。システム担当者の許可が得られれば、自宅から会社のウィンドウズマシンを操作したり、その逆の操作も可能となり、さらに便利さが増す。
対応するウィンドウズのOSは、XPのプロフェッショナルとビスタのビジネス版以上。残念ながらホーム版には対応していない。また、操作感はウィンドウズマシンの処理能力にかなり左右される。非力なマシンだと操作がもたつき、あまり快適とは言えない。それでも、Macをいじっているように見えながら実際は別フロアや別室のウィンドウズを操作しているという、ちょっと近未来的な雰囲気が味わえる。
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