この記事を読む方におすすめの記事
今!気になるレビュー
『選・小沢一郎あちきの浮浪雲 傑作十選』
小沢一郎×浮浪雲(はぐれぐも)。誰がこんな組み合わせを思いついたのだろう。編集者のセンスに驚かされる。浮浪雲は「ビッグコミックオリジナル」誌上で35年も続いているジョージ秋山の人気漫画。
この20年間、欠かさず読み続けているという小沢氏が10編を選りすぐったのが本書である。
主人公の浮浪雲は、品川宿の問屋場「夢屋」の頭。仕事もしないで、フラフラ女のケツばっかり追いかけているのに“人生のツボ”は押さえている男。「おねえちゃん、あちきと遊ばなーい」「いいうんこしてますか?」。いつもセリフはこれだけ、と思いきや、初期の作品では結構、べらべらと喋っていたんだな。小沢氏は「僕も浮浪雲のように生きられればなぁ」とおっしゃいますが、それはムリというもの。いくら、「女房はカメさん(浮浪雲の妻)そっくり」(小沢氏)でも、アナタとはキャラが違い過ぎますよ。 (小学館・1470円)
