この記事を読む方におすすめの記事
今!気になるレビュー
「医者のコトバ」輸液-血液などの代用として栄養補給
水分や電解質などを点滴静脈注射で投与する治療法のことをいい、輸液製剤には生理食塩水、リンゲル液、ブドウ糖液などがある。失われた水分および電解質や血液などの代用として、また栄養の補給などさまざまな目的で使われる。
「さらに患者の栄養失調や予後の経過を飛躍的によくしたのは1968年、アメリカのスタンリー・ダドリック外科医師が開発した『高カロリー輸液』です」と、専門医。
「これは口から食べ物を食べられない重症の人に、ブトウ糖やアミノ酸ほかもろもろの栄養素を溶け込ませた輸液で、それを、鎖骨付近の、それまでは血管の炎症を警戒し点滴には使われていなかった太い静脈(上大静脈)から点滴するのです。ここは血流が豊富なため血液で輸液が希釈され血管炎を起こしません」
先ごろ、作り置きの輸液で死者まで出す事件が起きたが、これは何らかの原因で入り込んだセラチア菌が増殖して菌血症をおこした可能性が高いという。いわば一種の院内感染。
新技術も使う人によっては凶器となる。

