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『シェーの時代』泉麻人著
「ハイソなオタク」ともいうべき泉麻人が、赤塚不二夫の人気漫画「おそ松くん」を思い入れたっぷりに徹底解剖する。50歳前後の人たちならこれは見過ごせない。
「おそ松くん」には、昭和30年代から40年代初めにかけての日本社会の世相が見事に反映されている。赤塚の近くで小学校時代を過ごした泉には、漫画の舞台まで想像できるというから凄い。
「秘話」も盛りだくさん。6つ子の設定は、人気絶頂だったクレージーキャッツがヒントらしい。イヤミやチビ太には、ちゃんとモデルがいて、その作画は、赤塚ではなく、スタッフの高井研一郎(「総務部六平太」などの作品で知られる)らが担当していたというからビックリ。 (文春新書・882円)

