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不眠症―医者行く前にまず努力

 ムシムシ寝苦しい今の季節。仕事のストレスも加わって眠れぬ夜を過ごしている人も。たかが睡眠不足、されど睡眠不足。医療機関へ行くべきか悩んでしまうことも多いのではないだろうか。

 「日本人の約15%は不眠症状を抱えているといわれているが、専門医による治療を受けている人は少ない」と話すのは杏林大学医学部精神神経科の古賀良彦教授。

 専門医の門をたたかずとも、ここ数年、一般市販薬の睡眠導入剤が花盛り。年々売り上げを伸ばし50億円市場に成長している。

 だが、これら市販の睡眠導入剤の成分は、風邪薬の副作用を利用したものであり、いわゆる病院で処方される睡眠薬とは異なる。また、医療機関で処方される睡眠薬も必ずしも万能選手ではなく、「依存を形成しやすい。効いても、効かなくても、飲んでいるうちに量が増え、逆に、飲まないと眠れない状況にもつながってしまう」と古賀教授は警鐘を鳴らす。

 となればまずは自ら快眠のために努力が必要に。ポイントは「環境と睡眠時間」。
 まず寝室環境。

(1)音(静かかどうか)、
(2)照明(カーテンが薄くて外の明かりが入りやすいのは×。壁紙も白いと光を反射するのでよくない)
(3)ニオイ(アロマはよいが、不快ではないかどうか)。

 加えて「睡眠までの時間の使い方にも注意が必要」(古賀教授)。

 ストレス解消のはずの飲酒やパソコン・ゲームなどでは、睡眠のスイッチが入りにくくなる。軽い運動やセックスなどがベターだそう。ダラダラした時間を過ごすことは極力避ける。

 「自身で環境と時間の使い方を工夫し、それでも眠れないようでしたら専門医を受診しましょう」(古賀教授)

 眠りたい、でも、眠れない。明日の仕事にも影響する。そんなツラ~い状況からは早く脱しよう。

投稿日: 2008年07月22日

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