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必携アイテム最新事情 名刺で差をつけろ
デジタル時代、ネット社会とはいえ、名刺はビジネスマンにとって欠かせないアイテム。デザインいかんで相手にいい第一印象を持ってもらえたり、話の接ぎ穂になったり。最新事情をさぐってみた。
■お手軽なら
いまや街中には「30分でスピード作成」なんていう店があちこちにあり、自宅のパソコンでも簡単に作れる名刺。だが、いざというときの便利さでは「自動販売機」に軍配が上がるだろう。JR東京駅構内で「ビジネス名刺ステーション」という自販機を見つけ、製造元「ななせ」(東京都台東区)に聞いてみた。
「原型は十数年前からあり、現在首都圏に20台ほど設置しています。JR駅構内やイベントスペースなどで、1台平均1日10枚ほど売れています」
操作はタッチパネル式の液晶画面に触れて画面の指示通り入力する。現在は、比較的シンプルな26種類のデザインが選べる機種のみだが、近日中に写真取り込みや、QRコード印刷のタイプも追加予定という。完成まで約15分、値段も1シートに8枚が印刷されて400円と、お遊びで作るにもいいかも。
■変わりダネも
相手への印象度では、変わりダネ名刺。特殊折りたたみ式、金箔(きんぱく)、透明、香り付き、音が出る、食べられる、クロスワードパズル付き、変形…いろいろとあるものだ。
なかで特殊折りたたみ式は、商品名もズバリ「インパクト名刺」。一見普通の大きさだが、広げていくと15センチ×18センチの大きさに。自己紹介、製品のパンフレット、クーポンなど活用法はさまざま。
販売元「タイ・アンド・ギー」(広島市西区)によれば、「相手に驚かれる名刺は多いが、次につながるようなものはあまりない。何かないかと考えていたところ、特殊折りたたみの紙と出会い、昨年夏ごろから本格展開した」。確かに、ビジネスではいかに今後につなげていくかが重要。実際、「この名刺を使うと問い合わせなどの反応が結構ある」(同社)と効果は上々のようだ。
100枚1万円からと価格が高いのが難点といえば難点だが、それでも月に20―30セットの受注があるという。
■成功を呼び込む?
最後は「この名刺を持っていれば成功する」という夢のようなものを…。
「成功する名刺デザイン」(野地秩嘉・長友啓典著、講談社)という本では、作家、飲食店・芸能界関係者らの名刺100枚が紹介されている。作成したのはグラフィックデザイナーの長友氏で、シンプルだが、心と記憶に残るデザイン。長友氏に手がけてもらえば、成功するのか―。
編集者は「長友さんは名刺を作るときには本人に会っていろいろ聞いてからデザインし、最後に『エイッ』と念を込めて渡します」と説明する。それだけでそんなにうまくいくものだろうかと思ったら、こんなタネが潜んでいた。
「野地氏も触れていますが一番重要なのは、その名刺をもらったから成功するのではなく、名刺に泥を塗らないように自分を律して努力するからでは」
そりゃ、もっともだ。

