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佐藤琢磨 浪人中もファンサービスで再起に意欲
イギリスGPの開幕前日、久しぶりに琢磨に会った。琢磨主催の「ゴーカート大会」がロンドン郊外のゴーカート場で行われ、ヨーロッパ在住の琢磨ファンや報道陣が招待されたのだ。
モナコGPの記者会見では気丈に笑顔を見せつつも、今季のシートを突如として失ったショックがその表情に垣間見られた琢磨。だが、この日は終始リラックスした表情で集まったファンのひとりひとりと交流。
参加者全員で行われたレースでも、自らゴーカートに乗ったことがない人たちの「初心者講習」を買って出るなど、彼の「ファンを大切にする姿勢」には改めて感銘を受けた。
ちなみに今回は英語版ファンサイトの呼びかけで集まったヨーロッパのファンが中心だったが、近く、日本でもファンクラブのメンバーを対象に同様のカートイベントを行う予定だという。スーパーアグリ消滅以来、厳しい状況の中にいる琢磨だが、そんな時だからこそ熱心に支えてくれるファンの大切さをハッキリと自覚しているのだろう。
気になる来季について、カート大会の場で具体的なコメントはなかったものの、彼のマネジャーは「9月ごろにはいいニュースを伝えられると思う…」と語っていた。
この日の午後にはレッドブルのデイビッド・クルサード (37 )が今シーズン末での引退を表明。各チームで来季のドライバーをめぐる「夏のストーブリーグ」が水面下では着実に動き始めている。
熱心なファンとともに楽しい1日を過ごした琢磨もまた、彼らの顔を見て「このままじゃ絶対に終われない」という気持ちを改めて強めているに違いない…。
(F1ジャーナリスト 川喜田研)
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