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「昔々の健康食」肉鍋―オオカミの肉で精力UP!!
幕末の江戸は異常なほど繁盛していた。徳川体制の崩壊を目の前にして、人々は食って飲み、そして遊んだ。その世相を『江戸繁盛記』の中につぶさにリポートしたのが町儒者の寺門静軒(てらかどせいけん)。
7世紀半ばに発布された「殺生禁止令」によりタブーとされてきた肉食もおおっぴらとなり、肉を食べさせる店は数え切れないと静軒先生は同書で述べている。「肉はネギがよく合う。客の前には火鉢と鍋が用意してあって、上戸はそれで酒を飲み、下戸は飯を食う」。肉の値段はだんだん高くなり、ウナギに匹敵するとあり、さらに続けて「その味はよく、しかもすぐに精気が付くので値段などは問題ではない」。
驚くのは肉の種類。イノシシ、シカから始まってキツネ、ウサギ、カワウソ、クマ、カモシカなどとなっていて、オオカミも食肉の対象になっている。
江戸近くの山々に食用になるほどのオオカミがいたのである。当時の食物関係の書物を見ると、オオカミの肉は硬くて味もあまりよくないが、「気を盛んにする」とあるから、男たちが精力を消耗するようなことをする直前などに食していたようだ。オオカミの肉を食べられない現代人にとって、さらに効果があるのが焼き鳥。ウナギにも負けてはおらんぞ。
(食文化史研究家・永山久夫)
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作り方
毎日、暑い中をご苦労様。しかし、われらにはモツ鍋がある。トリ、ブタどちらの内臓肉でもよい。酒、みそ、ニンニク、少々の砂糖、水でぐつぐつ煮込み、最後にざく切りのネギを加えてできあがり。オオカミの如く元気が出るぞ。ウォーッ!
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