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「今日は何の日」1969年8月19日引き分け再試合、甲子園決勝

 1969(昭和44)年8月19日、史上初の18回延長引き分け再試合となった甲子園の決勝戦が行われ、松山商が三沢高を4―2で下して幕を閉じた。

 ファンの人気を独り占めにしたのは、2試合を1人で投げ抜いた青森・三沢高のエース、太田幸司だった。愛称「コーちゃん」。11日間に及んだ大会を振り返って、夕刊フジは次のように総括した。

 《今大会の話題は三沢の太田投手につきる。大会前から騒がれてはいたが、その剛腕ぶりは評判通り。“金の卵”をみつけにきたスカウトの目を独り占めにした。ある球団スカウトは「みればみるほどいいピッチャー、値段のつけようがない」とため息。一部でささやかれている5000万円という声にもいっこうに驚いた様子がなかった》

 《ファンの人気も呼んだ。特にローティーンの女性ファンの熱狂ぶりはすごく盛んに黄色い声が飛んだが、そんな人気に目もくれず、最後まで淡々と投げ抜いた太田のプレートマナーのよさは、いかにも高校生らしく気持ちがよかった》

 太田はこの年のドラフトで1位指名された近鉄に入団。プロ入り後も、成績にかかわらずファン投票でオールスターゲームに再三出場する人気ぶりだった。巨人、阪神を経て84年引退。通算58勝85敗4セーブ。

投稿日: 2008年08月19日

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