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「今日は何の日」1981年8月22日 向田邦子さん死去
1981(昭和56)年8月22日、遠東航空・台北発高雄行きのボーイング737型機(乗客、乗員110人)が空中爆発を起こした。この事故で脚本家であり、直木賞作家の向田邦子さん(当時51歳)が帰らぬ人となった。
ドラマ「幸福」「家族熱」などで向田さんとつきあいがあったTBSプロデューサーの大山勝美氏はこんな追悼文を夕刊フジに寄せた。
《彼女のファンはプロに多かった。アカぬけたせりふ、鋭い問題意識。皮肉っぽいようで温かく人間を見つめる視線。そんな彼女の特徴を水上勉さんはこういった。「人間を耳のうしろから、ジーッみつめる独特の視線をお持ちの人です」》
《普通、放送作家が直木賞をとると、テレビの脚本は書こうとはしたがらない。だが、向田さんだけは違っていた。テレビを愛していた。ドラマの上でも「偉い人、強い人、立派な人には興味がない」ようで目立たない地味な人物に気配りを忘れない優しい人だった》
《義理がたく情あつく昔の高等女学生のような律義さとシンの強さを失っていないきりっとした美しい人であった》
その後も向田脚本のドラマが作られ、しのぶ本はこの夏も出版されている。

