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「今日は何の日」1997年8月14日山一證券顧客相談室長刺殺
1997(平成7)年8月14日夜、山一証券の顧客相談室長だった樽谷紘一郎さん(当時57歳)が東京都大田区大森西の京浜急行高架下で刺殺された。
会社側は当初、「仕事上のトラブルはなかった」としていたが、樽谷さんは全国の店舗で起きた取引を巡るトラブルの窓口で、1日に20―40件も持ち込まれる苦情に対して、社としての対応を判断するケースも多かったという。
警視庁は「逆恨み」による犯行の可能性もあるとみて、「黒手袋、ダークスーツの30代の男」や「白い乗用車」などの目撃証言を追った。同時に、総会屋などとの絶縁を急いでいた証券会社に対する“闇の世界からのメッセージ”との見方も広がった。
当時、証券各社は顧客に個別に損失補填していた体質を厳しく指弾され、「顧客相談室」に相当する部署を設け、交渉が不透明にならないようにしてきた。
大手証券会社では「地位と関係なく、部署によって身体に危険が及ぶことが想定される場合はSPをつけているが、補い切れないこともある」と危惧していた。
山一証券はこの年の11月に、自主廃業に追い込まれた。

