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DVD決めゼリフ『ヒトラーの贋札』

「印刷業とは 真実を刷ることなのだ」
ヒトラーの贋札 お札は単なる紙である。1万円札が1万円の品物と交換できるのは、日本銀行がそれだけの価値を保証し、人々が信用しているからで、日銀はその信頼を担保するのにそれ相応の金準備などの資産の裏づけを行っている。

 だからむやみとお札を印刷することができない。紙幣価値を危うくし経済の混乱を招くからだ。

 第二次世界大戦中、英米経済の混乱を目的として、ナチス・ドイツは大量の偽札製造を行った。「ベルンハルト作戦」と呼ばれる。

 偽ポンド札は1億3000万ポンド強といわれ当時の全流通量の約10%に相当したそうだ。そのため英国銀行は高額券の発行を止めたほどという。

 本作は、作戦で実際に偽札を作らされた、強制収容所のユダヤ系技術者たちの話。印刷技師や絵画美術学生などが収容所脇の秘密工場に集められ、偽造旅券の贋作師の指導の下で偽札作りをする。

 完璧な偽ポンド札を作らねば自らの命が危ない。しかし作ることは、同胞を苦しめ、ナチス・ドイツを延命させることになる―。ジレンマの中、印刷技師ブルガーがいったのがこのセリフ。

 いい映画だが、偉い人の回想録のような創られすぎた登場人物たちに、最後まで気持ちが入り込めない思いが残った。浅野忠信主演の『モンゴル』を抑えて第80回アカデミー賞外国語映画賞に輝いた。
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2008年1月公開、本編1時間46分。発売・デックス エンタテインメント。3990円。

「ヒトラーの贋札」

投稿日: 2008年08月02日

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