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お口にポイ! 検査界の革命児カプセル内視鏡は本当にラクちん?

カプセル内視鏡 「検査革命」と脚光を浴び華々しく登場したカプセル内視鏡。保険適用からもうすぐ1年がたつが、あまり評判が聞こえてこない。「手軽でラクちん」がウリのはずだが、実際のところはどうなのか。

■小腸専用
 カプセル内視鏡にまつわる誤解はまだまだ多いようだ。胃や大腸の検査もできると思っている人もいるはず。確かに海外では、胃や大腸のカプセル内視鏡が認可されているが、日本で認可されているのは現在、小腸用のみだ(ギブン・イメージング社製)。

 小腸は胃や大腸に比べれば疾患は少ない。ここら辺が、なかなか評判が聞こえてこない理由かもしれない。とはいえ、侮れない。全長6メートルにも及ぶ小腸は、従来の内視鏡ではなかなか見ることができず“暗黒の大陸”と呼ばれてきた。そんな未知の世界が、カプセルに内蔵された小型カメラで明らかになるというのは医学的には画期的なことだ。

■原因不明の出血に
 では、カプセル内視鏡の実力が試されのは、どんなケースなのか。

 現在、カプセル内視鏡検査が保険で認められているのは「原因不明の消化管出血」があった場合。具体的には、どんな病気が疑われるのかというと、「主にクローン病や消炎鎮痛剤などの薬剤の副作用によってできる潰瘍(かいよう)、血管の奇形などによって起こる出血、がんやポリープなどの腫瘍性の病変」と日本医科大学消化器内科の藤森俊二医師。

 中でも小腸がんは、発症頻度は非常に少ない(海外の報告で10万人当たり2人程度)が、5年生存率は25―40%と低く、「小腸の壁は薄く進行が早いため、出血が現れたころには多くが進行がん」。

 医療現場での本格的普及はまだまだだが今後、小腸がんを含む“暗黒大陸”の解明に、カプセル内視鏡が重要なカギを握ることはまちがいなさそうだ。
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カプセル内視鏡 カプセル内視鏡の検査費用は3割負担で2万8260円程度。
 「胃、大腸の2つの内視鏡検査をしても血便や便潜血反応の原因が特定できなかった時、最後に小腸からの出血を疑いカプセル内視鏡を行う」と話すのはカプセル内視鏡の検査例を持つ「ららぽーと横浜クリニック」(横浜市)の大西達也院長。長年、原因不明の下血に悩まされてきた人にとっては光明だ。

 ポイっとひと飲み。どんなものか、実際に体験してみた。
 まず胸や脚の付け根など体8カ所にアンテナ・コードを張り付ける。次に腰にデータレコーダーを装着。これは飲み込んだカプセルに内蔵された小型カメラが撮影する約5万5000コマ(1秒2コマ)の画像データを保存するもの。

 そしていよいよカプセル(長さ26ミリ、幅11ミリ)を飲み込む。水と一緒に飲んだが、ほとんど違和感は無し。飲んだ直後、30分ほどベッドで体を横にしなければならないが、その後は外出も自由。

 デスクワークなら職場で仕事もOKだ。検査時間は8時間。朝飲んで、仕事帰りには終了。会社を休む必要がないので忙しいサラリーマンには大助かりだろう。
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【検査タイムスケジュール】

《前日》
検査24時間前から喫煙者は禁煙夕食は消化のいい食事で、午後10時以降は絶食

《当日》
8:30 クリニック受付
9:00 カプセルを飲み込み30分間横になる
9:30 外出OKとなり職場へ
11:00 2時間後、水分摂取解禁(但し透明な水だけ)
13:00 4時間後、食事解禁(但しおにぎりなどの軽食)
17:00 来院してデータを渡して終了

※カプセルは便と一緒に排出される
※1―2週間後担当医から診断結果の説明を受け、写真付き診断書を受取る

投稿日: 2008年08月04日

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