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肉の直箸が招く食中毒
先日、“たむけん”ことお笑いタレント・たむらけんじの焼肉店を一時営業停止処分に追い込んだ食中毒菌・カンピロバクター。牛肉など食肉類に多く存在する。店側の調理段階での衛生管理は当然だが、われわれの食べ方次第でも食中毒になりかねない、というのだ。
厚労省によれば、市販の鶏肉のカンピロバクター汚染調査で60%以上の高率で菌が検出されたとの報告がある。とり肉だけでなく、牛肉も危ない。
「健康な牛でもカンピロバクター菌を保菌していることがあります。腸管に存在し、牛には健康被害を与えません」(厚労省)
そのため、食肉類にカンピロバクター菌がどれだけいるのかといった規格基準はなく、「生食を避けてくださいと注意喚起している」(同)状態。
なにしろ、食肉類にカンピロバクターが存在していたとしても、肉の中心部を75度以上1分以上といった十分な加熱で、退治することができる。
「加熱が不十分だったり、焼肉の際にトングを使わないといったことが、食中毒に結びつく恐れがある」とは東京都福祉保健局健康安全室食品監視課。都内では、今年1月から7月15日までに60件の食中毒が発生しているが、このうちカンピロバクター菌によるものが27件と最も多い。カンピロバクター菌は数百個程度の少ない菌量でも、人間に食中毒を引き起こす。「ちょっとぐらいは…」の油断は禁物なのだ。
「焼肉の際に、生肉を自分の箸で焼くと、箸にカンピロバクター菌が付着しやすい。それで他の食材に触れれば汚染するため、注意が必要です」(都食品監視課)
”焼肉奉行”はトングや生肉専用の箸の活用を。

