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「昔々の健康食」謙信“最強"の秘密 肴は梅干し
戦国時代、最も強かった武将は誰か。今でも気になるが、江戸時代は次のようなものだった。
一に上杉(越後)、二に武田(甲斐)、三に徳川(三河)、四が斉藤(美濃)、五に北条(相模)。これがベスト5である。もっとも、庶民の感覚で作られた評価で、実際とは多少違うかもしれないが、最強は上杉謙信(1530―1578)だという。
謙信には少なからず神がかり的なところがあった。どのように激戦になっても、戦場では決してかぶとをつけず、行人包(ぎょうにんつつみ)という白絹ですっぽり頭を包み、馬上から大太刀を振り回して指揮をとったと伝えられている。しかも、いくら矢玉が飛んできても、かすり傷一つ負わなかったというからすごい。合戦が始まれば、自ら白刃をふるって、敵の先鋒に切り込んでいくという壮烈果敢な攻め方である。
しかし、領土拡張など自分の野心のために戦ったことは一度もなかったという。戦いは常に正義を全うするためのもので、卑怯な方策で勝つことを恥と思っていた。
生涯を不犯(ふぼん、女色を断つこと)で通した謙信の楽しみは酒。その肴が変わっている。『名将言行録』によれば、「肴は何もなく常に梅干し」とあるのだ。梅干しの酸味はクエン酸で血行をよくして、疲れを除く作用がある。合戦続きの疲労をクエン酸と酒で癒していたのである。
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梅干し茶漬け
義のために戦う。できることではない。しかし、梅干しのうまさを堪能することはできる。タネを除いた梅干し3ケにカツオ節少々を混ぜ、ワサビも少し加えてお茶漬けにする。梅干し茶漬けを楽しんだ後は、いざ出陣でござる。どこへ?
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