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08年上半期 健康ニュース総集編

 今年上半期、金メダル級のニュースといえば、「メタボ健診」のスタート。“指導”が入り、減量に励まざるを得なかった人も多いはずだ。一方、社会に目を転じれば、増え続ける医療過誤、さらには注射針の使い回しなど医療界への不信も。今年上半期、色々あった健康ニュース総集編―。

【スタート】
 今年、最も注目を集めたのは4月1日スタートの特定健診・保健指導だ。男子腹回り85センチ以上の人を“捕獲”し、運動や食事指導を半年間行うというチョー厳しい内容に、メタボ人は戦々恐々、様々なダイエットグッズがヒットした。だが、その後はどうか。

 周囲を見渡せばいまだにビール腹はあちこちに…。始まってみれば締め付けはゆるかった!?

 反対に「厳し過ぎ」の批判が噴出したのが、同じく4月導入の後期高齢者医療制度。

 75歳以上を対象にした新たな保険制度だが、年金から保険料が天引きされるなど高齢者の負担は急増、早くも廃止論も出ているのは周知の通り。

【不信】
 呆れた医療事件も起きている。 
 そのひとつは血糖値を調べる採血器具の使い回し。今月8日、厚労省が発表した調査結果では、器具を使い回していた施設はゾロゾロ。

 院内でのお粗末な事件も。三重県の診療所では、作り置きの点滴によりセラチア菌の院内感染で73歳の女性が死亡。セラチア菌は流し場にもいる一般的な菌で、衛生管理の不備が事件に結びついていた。

【減少】
 医療施設そのものの減少ぶりも明らかにされている。厚労省が6月に発表した「医療施設動態調査」(2008年3月末概数)では、2月と比べて病院の施設数は6施設減少し、病床数は990床の減少。一般診療所も42施設減少して病床数も802床減った。病床数は06年3月から減少の一途。オチオチ病院にも行けない。

【事件】
 医療機関を頼らずに自分で病を発見しようと思う人が増えるにつれ、それにつけ込んだ事件も起きた。ニセ検査薬事件。「尿でがんがわかる」と効果のない検査薬を無許可で約18万個も発売し、輸入業者らが7月に逮捕されたのは記憶に新しい。

【復活】
 猛暑続きで熱中症で倒れる人が続出しているが、一方で今年3月には、国内で6年ぶりにコレラによる食中毒が埼玉県で発生。先月には、福岡県の飲食店で赤痢による食中毒もあった。日本ではかつていなかったコレラと、減少したと考えられる赤痢の復活は不気味。

 “絶滅”と思われていた日本脳炎も、今夏の暑さで感染源である豚の間で増殖中だ。豚→蚊→ヒトの危険度が増しているので注意。

 今春、野ウサギを食べた男性が野兎(やと)病に感染。ダニ類を介して野ウサギやげっ歯類に広がる病原菌だ。ダニといえば、先月、日本紅斑(こうはん)熱というダニを媒介とした感染症で宮崎県で70代の女性が死亡。

投稿日: 2008年08月27日

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