TOP生活 > 着実に進化する今季のトヨタ

着実に進化する今季のトヨタ

 いつも日本勢には辛口なこのコラムだが、正直、今シーズンのトヨタには「着実な進歩」を感じている。
 フランスGPでのトゥルーリ3位入賞に続き、8月のハンガリーGPでは新人のグロックが2位表彰台を獲得。今季の通算得点を35と伸ばし、コンストラクターズランキングでも4番手に付けている。

 依然、フェラーリ、マクラーレン、BMWの3強からは大きく水を開けられているものの、混戦の第2集団ではトップの座をモノにしたという印象だ。

 シーズンが進むにつれて、全体のレベルが大きく進化するF1。特に経験豊富なトップチームは持続的に大幅な進化を続けている。

 そんな中、今季のトヨタは進化のスピードに取り残されることなく、むしろ少しずつだが、トップとの差を詰めてきているようにも見える。

 「マシン性能的にはトップチームから“約6カ月”の後れをとっているという状況。この差を詰めるために全力を挙げています」と語るのは、トヨタの木下美明モータースポーツ部長。

 もちろん、このポジションから「頂点」への飛躍がF1最大の難関であり、トップとの差を詰めるためには多少のリスクを負う覚悟も必要。今年で7年目を迎えたトヨタにとっては、まさにココからが「正念場」と言っていい。

 とりあえず、秋の日本GPに向けては、シーズン後半に入ってやや失速気味の感があるBMWが当面のターゲットか?
 レギュレーションが大幅に変わる来季を睨みながら、今よりも「ひとつ上」の世界での戦いを目指すためにも、トヨタF1が見せるシーズン後半の進化に注目したい。
(F1ジャーナリスト 川喜田研)

投稿日: 2008年08月28日

トラックバックURL:

最新記事

夕刊フジBLOGから

コラボ企画

オススメサイト

夕刊フジBLOGモバイル

  • http://yfuji.jp/
    夕刊フジBLOGモバイル
  • 携帯も夕刊フジBLOGモバイル