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「医者のコトバ」エビデンス―医学的根拠
治療の方針を決めるときの医学的根拠のこと。治療効果や副作用の有無、予後の臨床結果、また統計学などが導入される。通称「EBM」。エビデンスのもとの意味は「根拠、証拠」である。
「これまでは医師の年齢や指導医によって違っていてもおかしくなかった治療法にEBMを導入することで、治療法のマニュアルをつくろうというわけです。日本ではこの動きは、医療の標準化(クリニカルパス)とガイドライン(治療法)の設定に結びつき、とりわけガイドラインづくりは盛んです」と、専門医。
豊富な経験と優れた医学的センスの“神の手”を持つ名医と、金太郎あめのような医療法頼りのマニュアル医師―将来、医師の世界でも2極分解化が起きるのでは?
「医師としては、自分が行っている医療が、結果としてEBMからはずれるものではないというのが理想なのです。医療過誤なんかを避ける意味でもEBMは大事だと思いますよ。しかし“まずはEBMありき”では名医は育ちにくいかもしれません」
患者としてはビミョーに不安…
