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麻生太郎―川端達夫 日本のマンガ、アニメ、ゲーム大いに語る(下)
マンガやアニメ、ゲームなど日本のコンテンツ産業について造詣の深い麻生太郎自民党幹事長と川端達夫民主党副代表の対談。後編では、実際に人気のテレビゲームに挑戦してもらいながら、秋葉原事件から脳トレ、そして天下取りまでを語ってもらう。
■麻生太郎―川端達夫対談 日本のマンガ、アニメ、ゲーム大いに語る(上)
――前回はコンテンツ産業の問題点などについてお話しいただきましたが、一方で、たとえば秋葉原で事件が起きるとマンガやアニメ、ゲームへのバッシングが始まるなど、コンテンツ産業への評価はまだ安定していないようです
川端「秋葉原の連続殺傷事件で私が気になったのは、『派遣社員が事件を起こした』という点に注目が集まったこと。派遣の人は傷つきますよね」
麻生「まったくそう。派遣やオタクが悪いとか、これはそういうステレオタイプで考える問題じゃないよ」
川端「こういう事件の背景として考えられるのは、人とのコミュニケーションが不得意な人がどんどん生まれていることでしょう。原因は核家族化かもしれないし、地域のコミュニティーの崩壊かもしれない」
麻生「たしかにそういう見方もあるけど、川端先生ねえ、いまの若い子たちはそもそもコミュニケーションをとる機会が足りないんだよ。経験の絶対量が足りない。私のところみたいに4世代一緒に育った子供は80歳の祖母相手にちゃんと会話が成り立つように訓練される。でも、いまはそういう時代じゃないんだねえ」
川端「そんななか、たとえばニンテンドーDSは『脳トレ』などのソフトを出してオジサンをゲームの世界に引き込み、世代間コミュニケーションに役立っていると思いますよ。私も息子と脳年齢競争して…まあ、負けましたけどね(笑)」
麻生「そうだね。DSはオジサンたちにも読める漫画を開発した『ビッグコミック』みたいな感じかもね」
――では、任天堂の「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」でお二人の脳年齢を測っていただきましょうか。
(しばし、脳トレに熱中)
麻生「出た。50代だ。だいたい、いいとこじゃないの?」
川端「私は30代。自己ベストは27歳ですけど」
麻生「すごいね」
川端「いえいえ、私は麻生先生より、まだまだガキということです。ははは」
――続いて、川端さんがファンだというコーエーの「信長の野望」シリーズのDS用新作「国盗り頭脳バトル 信長の野望」も少しご覧いただきましょう。ちなみに、お好きな戦国武将は誰ですか?
麻生「あの時代だったら、織田信長なんか面白いな。楽市楽座を作ったなんてのは、まさに改革者じゃない」
川端「武将といえば、やっぱり豊臣秀吉だよね。私のふるさとの滋賀にゆかりもあるし、個人的にも好きです。(DSの画面を見ながら)しかし、あの『信長の野望』が、こんな小さくなっちゃうんだねえ」
――武将の話が出たところで、政権という「天下取り」について少し聞かせてください。
麻生「やっぱり、その時代に合った人が天下を取れると思いますね。おれみたいな性格は、あんまり平時向きじゃない。有事、非常時向きだね。いままでは、そこそこ頑張ってきたけど、ここから先はある程度、運も必要だろうね」
川端「その通りだと思いますね。歴史を振り返れば、その時代が人を生んでいます。まあ、麻生先生の場合は有事、つまり、非常時に向いているということですから、野党になって頑張っていただきますか(笑)」
麻生「うまいこと言うね、川端先生(笑)」
川端「これが50代と30代の脳年齢の違いですよ、麻生先生」
※対談は7月下旬に行った
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◇ゲーム業界の現状
ゲーム業界団体CESAの「ゲーム白書2007」によると、昨年の家庭用ゲーム総出荷金額規模(海外+国内)は2兆9364億円で、前年度比179%と大幅に伸びた。2006年末に発売された家庭用ゲーム機「プレイステーション3」(ソニー・コンピュータエンタテインメント)と「Wii」(任天堂)、携帯用ゲーム機「ニンテンドーDS Lite」(任天堂)などのハードの売り上げ増が貢献しており、ハード部門だけだと前年度比217%の大幅アップだ。
一方、ソフト部門も伸びてはいるものの、前年比125%でハード部門と比べると見劣りする。ゲームソフト各社は、世界市場に通用するコンテンツの開発を急いでいる。
■麻生太郎―川端達夫対談 日本のマンガ、アニメ、ゲーム大いに語る(上)
