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「今日は何の日」1972年9月25日田中角栄元首相、緊張の訪中
1972(昭和47)年9月25日、田中角栄元首相が日航特別機で北京空港に到着。周恩来首相の出迎えを受けた。日中国交正常化の幕開けだった。当日の夕刊フジは1面で速報。
《タラップがかけられ、やがて田中首相があらわれた。いつになく緊張した面持ち。クチビルをかみしめながら、足早にタラップを降りた。下で待ちかまえる周首相と短く言葉を交わしたあと、長い握手。二人は手を握ったまま、ずっと振っていた》
《こめかみをピクピクとさせ、やや緊張気味の周首相。口を真一文字にむすんだ田中首相。握手をしながら二人の顔はようやくほぐれた。歴史的な第一歩はなごやかなスタートを切った》
見出しは「田中・周“復交の握手”(さっそく会談、新時代へ)」。
夕食会では「ニクソンも味わえなかったフカのヒレ煮」のほか、北京ダック、20センチの車エビが出され、計780人が“王様の味”舌つづみと記されている。
夕食会での田中首相の「多大な迷惑をおかけしたことについて、私は改めて深い反省の念を表明します」という言葉に対し、詫びが足りないという声もあがった。
日中関係はいまだに難問山積だが、田中首相は今でも“井戸を掘った人”である。

