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マーク・ボラン。
泣く子も黙るイギリスグラムロック・T―レックスのリーダー。30歳になる直前に交通事故死でこの世を去った伝説のロッカー。この頃のロッカーと言えば、早死にする人が多かった。
ジャニス・ジョップリン、ストーンズのブライアン・ジョーンズ、ジム・モリソン、ジミー・ヘンドリックス。彼らは皆27歳の若さでこの世を去っている。ロックな生き方とでも言うのだろうか。反骨精神に富み、自己と社会の合わせ鏡が歪んだ虚構を生み出す狭間で、彼らの残した歌は今も後世に継がれ続けている。
ロックな生き方。
これに私は敏感に反応してしまう世代なのかもしれない。なぜなら、先輩世代(ちょうど50―60歳代くらい)から注入された生き方のお手本がロックな生き方だったからだ。
当時の時代が生んだ文化。そこには音楽がどでんと鎮座し、学生運動や世の中へのアンチテーゼの波がうねうね波打つ、或る意味60年代生まれの我々にとって羨ましい激動の時代であった。
しかし、私たちはそんな先輩達から学んだことを継承せず、ロックな生き方とは真逆な、現代のぬるま湯に浸かって温泉気分で生きている。
諍いを避け、行く末を危惧しながらも、こんなもんでいいか、と生きている。
それでいいのか?
20世紀少年たちよ。
答えは風に吹かれているけれど、答えがない人生だから、もっとロックな生き方しなきゃならない気がするのです。
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どうぐち・よりこ
女優。3年前にがんで子宮・卵巣を全摘出。闘病記「子宮会議」(小学館)は斬新な文章で話題に。出演映画「20世紀少年」は30日から公開。
