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脱マイカーで家計はいくら助かる?
9月には下落が見込まれているとはいえ、まだまだ暴騰状態のガソリン価格。食料品などの値上がりラッシュとともに、家計の不況感は強まる一方だ。通勤や買い物の足に自転車や電車などを使う人も増えているが、いっそマイカーを手放すという手もある。家計はどのくらい助かるのか、検証してみた。
■金食い虫
自動車検査登録情報協会によると、今年5月末現在の自動車(乗用車、貨物車、乗合車、二輪車、小型特殊車)の保有台数は、全国で約7918万台。2007年度は戦後初めて保有台数が減少した。ある自動車メーカーのマーケティング関係者は「少子化や若者の車離れが主な理由とみられるが、昨年後半からのガソリン価格の急上昇も見過ごせない」と分析する。
では、大都市圏では一体どのくらい維持費がかかっているのか。40代の妻子あるサラリーマンなら、2000㏄で車両重量1・5―2トンのワンボックス(ステップワゴンなど)を例にするのが適当だろう。大まかな試算結果は別表の通り。項目別に説明すると、まず税金。毎年かかる自動車税、2年に1度の車検時に払う自動車重量税と自賠責保険だ。
次いで任意保険。最近は会社により保険料が異なるが、ある損保に40歳男性、ゴールド免許、年間走行距離7000キロ以下、対人対物無制限、家族限定30歳以上、人身障害3000万、弁護士費用特約300万…で試算してもらった。
これに車検整備費、オイル交換などの整備費。最近は各ディーラーが割安の点検パッケージ商品販売に力を入れているが、代表的なものでは2年間で2万8000円前後。また車検の諸費用5万前後、駐車場代を月2万円とした。以上の費用を合計して月平均にすると3万5122円ナリ。
■代替手段では
最近、車を共同利用する「カーシェアリング」の需要が増えている。自家用車を手放し、近場はカーシェアリング、遠出はレンタカーという利用法もある。
オリックス自動車が展開する「プチレンタ」は業界最大手。現在全国に約200拠点を構え、約2300人の会員が約300台の車を利用しているが、「会員数は昨年から急増し、特にこの半年で1・6倍に。所有するだけでコストがかかるという意識が定着してきたことやガソリン高などがあって増えているのでは」と同社担当者。
実際、毎月どのくらいかかるのか。典型的な利用例(1回2時間で月4回利用、走行距離1回あたり10キロ)を元に計算した。さらに月1回、ドライブでレンタカーを使うとすれば、ステップワゴンと同等クラスは通常期の12時間料金が1万5000円前後。1300㏄クラスなら、12時間で6000円程度―。
結果、カーシェアリングとレンタカーの組み合わせでは、車を所有した場合に比べ1万5762円もオトクだった。しかもこれはガソリン代や車の購入費などは考慮しない試算。それらも含めると差は3―4万円にもなるだろう。
カーシェアリングやレンタカーは、車の保管場所まで足を運ぶ手間と使いたいときに借りられるかどうか分からない点がデメリットだが、特にカーシェアリングは「拠点数、台数ともますます増える」(同社)だけに、利便性が高まることは間違いない。
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カーシェアリング
会員登録した利用者がインターネットや電話での予約で24時間いつでも利用できる。入会には手数料など2100―5250円かかるところが多い。駐車場では車にICカードをかざす程度の簡単な手順で車を借り出せる。料金は15分単位の時間と距離の併用で課金されるところがほとんど。ガソリン代は利用料金に含まれている。
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車を所有する費用
駐車場 24万円
任意保険 6万6530円
自賠責 1万1235円
自動車税 3万9500円
重量税 2万5200円
整備費 3万9000円
年間合計 42万1465円
月平均 3万5122円
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所有しない場合の費用
【カーシェアリング】
月会費 2980円
時間料金
15分160円×8時間=5120円
距離料金 19円×40キロ=760円
【レンタカー】 1万5000円
月間合計 1万9360円
(注・税金など複数年にわたる費用は1年分。レンタカーは2回に1回はコンパクトクラス利用として平均費用)
