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「ブラックジャックを探せ」苦痛のない検査とていねいな手術
■ブラックジャックを探せ!野垣クリニック(名古屋市中区)院長 野垣敬さん(59)
名古屋の中心地・栄にある野垣クリニックは、名古屋でも知られた消化器科専門クリニック。ここの院長を務める野垣敬医師は、「苦痛のない検査とていねいな手術」が評判の外科医だ。
「痔(じ)の手術はこれまで2万5千件程度で、最近は大半が日帰り手術です。入院設備もあるので、必要があれば入院してもらいますが、それでも1泊がせいぜい。忙しいサラリーマンに、痔の手術で何日も入院してもらうわけにもいかないでしょう」と語るように、以前は40あった病床も、昨年のクリニックの建て替えを機に10床へ減床させたほど、患者の「日帰り・短期滞在」志向は強い。
しかし、日帰り手術で心配なのが合併症。特に自宅に帰ってからの大出血などは、そこが病院ではないだけに患者の不安は大きい。
「最近は術式の進化で合併症のリスクは下がっていますが、最終的には“ていねいさ”に勝る防止策はないんです」と語る。ちなみにこれまで野垣医師の手術でトラブルになった深刻な合併症は1件もないとのこと。症例数は増えてもていねいさだけは忘れない診療姿勢の証しだ。
もう1つ、野垣医師を紹介するときに忘れてならないものに「経鼻内視鏡」がある。最近流行の鼻から入れる胃カメラだが、国内で2番目にこれを臨床導入したのが野垣医師なのだ。
「誰だって検査はラクに受けたいと願うもの。もちろん経鼻で無理な時は経口で検査をしますが、全体の9割は経鼻でできます」とは何とも心強い言葉。
手術も検査も、豊富な経験と実績がなければ最新技術も安全たりえない。穏やかな語り口の中に、揺るぎない自信が漂う。名古屋市民の消化器医療の窓口として、野垣医師への期待は大きい。
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のがき・たかし
1949年名古屋市生まれ。73年東京医科歯科大学卒業後、公立陶生病院勤務を経て78年野垣クリニック副院長。87年より院長。趣味はゴルフとスキー。
