この記事を読む方におすすめの記事
今!気になるレビュー
洞口依子「おつかれさま」秋に向け体のメンテナンスを
■洞口依子、おつかれさま
公園の蝉時雨
また長い時を掛け
地上で会える日を
夕暮れ時の駒沢公園を一人散歩した。通院している病院が近いのでよくこの公園は散歩に立ち寄るが、ゲリラ豪雨の訪れを知らせる雨雲と冷たい風がくる前の公園は、鬱蒼と生い茂る緑の中で蝉が一斉に夏を惜しむかのよう鳴いていた。立ち止まり耳を澄まして聴き入ると夏の想い出が私の耳の奥に蘇り心地良かった。
私は3カ月に一度の割合で定期検診を受けている。それ以外は通院しない。がん治療のために長い入院生活をした病院。こんなに健康になった現在の私に病院という場所は過去の苦しい経験を思い出させる場所でしかない。
それでも、私は3カ月に一度は患者となって病院に通う。それがあるから仕事も日常生活も安心して送ることが出来ているのだから、その時くらいは、しおらしく正しく患者でいようと素直に思える。
そこで秋の健康診断。
夏の疲れがそろそろ出て来る頃。冷房や冷たい飲食で冷え切った内臓を労うためにも、年末まであと半年もない9月。一度メンテナンスを受けてみてはいかが?
悲しい話だけど、知人の兄は会社の健康診断を怠り、発見手遅れの末期がんに冒され50代の若さで帰らぬ人となりました。独身だったそうで、家族は後の貯金通帳や遺品の整理が大変だったと聞きました。
なってからでは遅い病との闘い。
こういう季節の変わり目だからこそ、躊躇せずに健康診断を。
そして秋の夜長、ゆっくり安眠しましょう。
