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猫との絶妙な関係
■洞口依子、おつかれさま
ゴロにゃん
猫みたいに
丸まって眠りたい
秋の空

先日、愛猫を動物病院へ連れて行った。
背中におできができ、唇が赤くただれていた。
もしやがん?
結果はただのおできとただれだった。良かった良かったと愛猫を思い切り抱きしめると、外出が疲れたのか、帰宅してぐったり寝入ってしまった。
私は自他ともに認める猫好き。子供の頃から家族同然暮らして来たし、道端でのら猫に出合うとつい尾行したくなるほどだ。その上、周囲もなぜか猫好きが多い。携帯電話のフォトアルバムを見せ合い愛猫自慢。挙げ句にはニャロメだってドラえもんだってキティちゃんも猫であると、キャラクター化された歴代の猫の話題で盛り上がる。
猫の脳みそは小さそうだが哲学的でしかも娼妓のように謎めいた愛らしさが魅力だと思う。
こうやって原稿を書いている間も私の傍らで丸まって鼾をかいて寝ているのだが、その互いを放っておける関係性がたまらなく好きだ。猫は人との関係性において絶妙な距離感を保つ何かを、あの毛やヒゲや肉球や鼻から発しているのだろか。
最近、民放テレビ局の報道番組に猫が出ていることが話題だ。報道番組になぜ猫が出ているのかは謎だけど、猫と司会者のその絶妙な距離感は見ているだけでなぜかほっとする。猫カフェなる所も街に見かけるこのごろ。
猫と景気は関係しているとも聞く。猫がはやると景気が上がる兆しがあるとか。真偽はともかく。
世の中と絶妙な距離感を計る猫たち。猫から学ぶ現代の処世術だったりして。

