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「今日は何の日」1974年10月8日佐藤栄作元首相にノーベル賞
1974(昭和49)年10月8日、佐藤栄作前首相にノーベル平和賞が授与されることになった、とオスロで発表された。
《オスロからの外電が日本の新聞社のテレックスをたたいたのが、日本時間の9日午前2時40分ごろ。東京・世田谷の佐藤さんの自宅に国際電報が届いたのはその20分ばかりあとだった》
と夕刊フジ1面。
テレックスといい国際電報といい時代を感じさせるが、受賞理由は「核拡散条約など太平洋地域の安定が認められた」というもの。
夕刊フジの解説もやや皮肉が効いていて
《外電が伝える受賞理由を読んでも、それにしても佐藤さんがなぜ?
しかし、考えてみれば、第二次大戦の戦火が消えた1945年からざっと30年の間、外国にコトを構えず、戦死者というものを出していない日本。つまりは、ヨソ様の国にも戦死者をだすようなご迷惑をかけていない日本…。だから、その間、7年8カ月、首相の座にあった佐藤さんは“平和日本”の“右総代”として評価されたと解すべきか》
午前5時半すぎ、起きてきた佐藤さんは「いやあ、平和な夢を破られノーベル平和賞受賞とは…。まさかね」。
寛子夫人も「眠いと機嫌が悪いヒトなんですが、きょうばかりはニコッとして」と笑顔だった。

