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「今日は何の日」1995年10月3日O・J・シンプソン無罪
1995(平成7)年10月3日、ロサンゼルス上級裁判所の陪審は、白人の前妻とその男友達を殺害したとして殺人罪に問われていたプロフットボール界の往年の名黒人選手、O・J・シンプソン被告(当時48歳)に無罪の評決を下した。
夕刊フジは1面で速報。AP通信の写真のキャプションは「判事さえ“本当か”と聞き返した“疑問”の無罪評決。半ば有罪を覚悟していただけにシンプソン被告も思わずガッツポーズ」とある。
この裁判の1年前の6月13日、前妻のニコル・ブラウンさんらがニコルさんの自宅前で刃物で惨殺され、シンプソンが逮捕。全米で最大級の注目を集める「世紀の裁判」となった。
「限りなく有罪に近い灰色」とされたが、有能な弁護士を集めた“ドリームチーム”の、人種差別問題を巧みについた法廷戦術が功を奏した。
《正義の貫徹より、法廷戦術を通じて勝敗を争うという米国の陪審員制度の欠陥が浮き彫りになった》と当日の夕刊フジ。
もっとも、続く民事訴訟では遺族が「2人の理不尽な死」がもたらされたのはシンプソンのせいだと訴え、“有罪”を認めた形の賠償支払い命令が下されている。この陪審員制度にあたる裁判員制度が日本でも来年から始まる。
