この記事を読む方におすすめの記事
今!気になるレビュー
宋文洲の会社員哲学(28)人の話から影響を受けない
難しい話ですが、人の話から影響を受けないほうがいいと思います。しかし、これだけを聞くと、まるでKYが良いとか、不勉強で良いとかに聞こえるから丁寧な説明が必要です。
人は周りの雰囲気(ムード)、つまり日本でいう空気を敏感に感じ取る必要があります。人は常にいろいろな人の話に耳を傾けて、そこから勉強する必要があります。身近な成功者や良い先輩をお手本に努力することはすばらしいことです。
しかし、他人の話を参考にしながら、真実は他のところにあることを知ることがもっと重要なのです。特に自分の人生にとって大切な判断を行う際、他人の話は聞いた上で、苦しくても独自の判断を下すことがとても重要なのです。
新聞やテレビなどで権威の文章を読んだり著名人の話を聞いたりすると、簡単に影響を受けてしまう人が多いと思いますが、これは損です。著名人と権威がマスメディアで話している話の多くは自分の本音ではなく、他人に聞かせるための話です。彼らが一番気にすることは、一般的な読者からの自分への評価です。読んで聞いて「良かった」、あるいは「彼はすばらしい人だ」と思ってくれるかどうかが一番重要です。
スポーツ評論家と一緒にテレビ出演した時、彼は楽屋で日本チームが劣勢と言っていたのにオンエアになった途端、もう勝ったも同然のようなコメントをしました。なぜ豹変するかと聞くと彼は「だって視聴者はそう言ってほしいんだよ」と答えてくれました。
誰が悪いとかではないのです。大勢に聞かせる話は皆の都合で本音になれないのです。私も皆さんに嫌われることを書けませんが、「読者のための嘘」は絶対嫌です。 (ソフトブレーン創業者)
■宋文洲の会社員哲学(23)コンプレックスの持ち方
■宋文洲の会社員哲学(24)「夢」の見方間違ってない?
■宋文洲の会社員哲学(25)仕事の「好き嫌い」も変化を受け入れる
■宋文洲の会社員哲学(26)悪口は自分自身への害
■宋文洲の会社員哲学(27)ランチにはお金をかけろ

