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宋文洲の会社員哲学(29)面白さは「マナー」
面白い人はどこの職場でも好かれます。もっといえば、どこの国でも好かれます。しかし、面白い人が好きでも、自分から面白くなろうとする人は少ないと思います。
なぜでしょうか。たぶん多くの方々は面白さが天性のもので、自分には無理だと誤解している可能性があります。あるいは自分には似合わないと照れている可能性もあります。
挨拶ならできない人はいません。これは「受けるだけではダメで、自らもしなくてはならない」というマナーがあるからです。だから人は性格の相違や感情の起伏を乗り越えて誰でもいつもでも挨拶することができます。
面白さはぎすぎすした人間関係に明るい光を射し込む力を持っています。面白さがマナーだと思えば、誰でもできるようになるはずです。下手なギャグでも言っているうちに人は本当に面白くなってくるものです。
私は「真面目な人」とあまり会いたくないのです。「無表情でずっと黙っている人」との面会は拷問を受けるようなものです。
一部少数の人を除けば、人は価値観が異なっても皆、正しく真剣に生きています。この意味において誰でも真面目(まとも)なのです。だからわざと真面目(まとも)という必要がないのです。
まともなのに、わざと「真面目」だと言われる人はだいたい面白くない人です。面白くないと言いにくいからです。まともで面白い人のことを不真面目とも言わないようです。不真面目には「まともではない」というニュアンスがあるからです。
面白い人との面会は楽しい。「真面目」な人との面会は息苦しい。不真面目な人との面会は時間の無駄。面白さは現代社会のマナーなのです。
(ソフトブレーン創業者)
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