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腸ねん転は便秘持ちにリスク

 “ねじれ国会”が福田政権を短命で終わらせたが、“腸のねじれ”も激烈に痛くて命がけ。便秘持ちには、「腸ねん転」のリスクをもつ人がいる。大腸がん検査も兼ね、一度は内視鏡検査で自分の腸は大丈夫か、確認したい。

 【S状結腸回転で激痛
 40歳を過ぎたら内視鏡検査を受けるべき―といわれるが、大腸がんの早期発見だけでなく、自分の腸の特徴も調べておくのが重要。特に男性で便秘がちでお腹が張るような人は要注意。便やガスがたまりやすいタイプの腸だと、腸がねじれて激痛を伴う“腸ねん転”を起こすリスクが高い。

 「最も多く典型的なのはS状結腸に起こる腸ねん転。このような人はS状結腸の部分が普通の人より長い。発症してはじめて分かる人が多い」と話すのは、平塚胃腸病院(東京・池袋)の佐藤健副院長。

 S状結腸が長いと便やガスがたまりやすい。腸詰め状態でパンパンに膨れると、何かの拍子にクルリと回転してしまうことがある。これが腸ねん転の主因。激しい腹痛に吐き気、嘔吐を伴い七転八倒の苦しみ。最も怖いのは、お腹の中で腸を吊っている腸間膜も一緒にねじれ、腸への血流が止まってしまうこと。

 完全に遮断されると早くて1時間ぐらいで腐りだし、放置したままだと破裂して腹膜炎で死に至る危険性もある。

オトコの便秘は注意
 便秘といえば女性につきものだが、腸ねん転に関しては4対1で男性に起こりやすい。年代では一般的に30―50代に多い。

 「空っぽの腸はねじれても元に戻りやすいが、便秘だとその逆。リスクが高くなる」という。デスクワークで一日中動きが少ない人は便秘になりやすい。過度のストレスは下痢も起こすが便秘になる人もいる。

 「内視鏡検査で自分の腸が長い、と分かったら食事内容や適度な運動で便秘にならないように注意することです」

 ねじれを起こしたら、直ちに入院し、内視鏡でガスを抜くなどの処置をすれば70―80%は元に戻る。が、一度発症したら再発率も約50%と高い。あまり何度も繰り返すようなら、手術で腸を短くしてスッキリさせることも検討される。

 「便秘は圧倒的に女性に多いが、男性の慢性便秘は要注意。がんも潜むので原因をはっきりさせるべき」と佐藤副院長。

 痛くもない腹でも事前に探っておいた方がよさそうだ。

投稿日: 2008年10月02日

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