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「肩もみ女優 会社訪問」帝国ホテル 顧問・伊藤昭彦さん
10年ほど前、スター贔屓のお店に記者が一緒に行って、スターからお話を伺うという連載があったと聞きました。でも、記者ではなく女優が会社訪問して、エライ方の肩をもみながら話を聞くという企画は初めてらしいのです。原稿がちゃんと書けるか、いっぱい心配ですが猪突猛進!
突っ走ります。この先、女優も肩もみも両立してガンバリますので、皆さん、かわいがってください!!
さて、こんな大きな記事にしていただいた記念すべき第1回に訪ねたのは帝国ホテル。“すっとびの伊藤”の異名をとどろかせながら、今年7月に惜しまれながら退任された帝国ホテル大阪の元総支配人です。異名は40年間、四六時中、イスを温めることなく、身を粉にして営業に飛び回った勲章だとか。すっごぉい。
伊藤さん、入社後22年を出向で過ごしたそうです。逆にそれを糧に、一段と鋭さを増して古巣に戻ったあとの13年前、帝国ホテル大阪がオープンしました。
しかし、格と一流だけでは通用しないのが大阪。そんなこんなで苦戦していた2年目、伊藤さんに白羽の矢が立てられたのです。
「25×7メートルのプールがあるフィットネスクラブや、自然光が美しいステンドグラスをふんだんに使ったチャペル、それにゴルフ練習場もあるんです」
ところが、これだけすばらしい施設がありながら集客できない。なぜだろうと自問自答を繰り返す日々。
出した答えは「農耕+狩猟セールス」でした。
ん?
秘策を分かりやすく説明してもらいました。
ようは、耕しに行き、刈り取りに行くということ。営業の基本を大切に、各企業の年間イベントごとなどあらゆる情報を重視、地道に把握することから始めたのです。例えば設立◯周年記念とか、会長や社長の就任パーティー、社葬からお別れ会まで、あらゆる方向への目的別セールスを徹底したそうです。それが徐々に肥料と土がなじむように人間関係が強力になるにつれ、営業成績もうなぎ上りになったそうです。良かったですね…。
やがて、婚礼や披露宴の数でも他社を圧倒的に引き離し、今や毎年1000組の夫婦を誕生させているというではありませんか。
悔しい! 私もここで式を挙げたい。
「ホテルとは、お客さまに感動を与える心のサービスが大切なスペースなのです。宴会場や客室、施設といったハード、花や料理など演出や企画提案というソフト。そして、ホスピタリティー精神のヒューマンと、この3つが大事です」と伊藤さん、目を輝かせました。
すべてを満足させるにはオリジナリティーも重要。そのため、ブライダルに必要なその道のプロ=ブライダルマザーを配置し、新鮮さをもたらしたことも成功の理由だといいます。私も絶対オリジナル。でも、残念ながら相手がいない(泣)。
肝心の肩もみには、「すごく気持ちいいね」と満足度120%で、記念すべき1回目の取材を無事終えることができました。現在は顧問として毎日、東京の帝国ホテルで後輩の指導に当たっています。
趣味の園芸では、花や木々の名前をほとんど知り尽くすほどで、今でも分からないと皆が聞きに来るほど精通されているそうですよ。
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のぐち・みちこ
2002年、桐朋学院大卒。文学座42期生。「文学座を辞め、それでも役者として、無我夢中にお芝居に取り組んでいます」という27歳。映画「仮面ライダーキバ」08年夏劇場版などのほか、10月13日にはTBS系「十津川警部シリーズ」に出演予定。
