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FIAマクラーレン提訴を門前払い
波乱のシンガポールGPでハミルトンは、なんとか3位に入り、チャンピオン争いで一歩リードした。
とはいえ、ベルギーGPでハミルトンの勝利を幻にした「シケインカット」による25秒加算ペナルティーに関して、マクラーレンが正式に抗議をしていた問題では、FIAの国際抗議法廷は9月23日、マクラーレンの訴えを全面的に退ける判決を下した。
ちなみに争点となっていたのはレース終盤にハミルトンが最終シケインをショートカットした際、「不当なアドバンテージ」を得たか否かいう点だったはず。だが判決は、「25秒加算のペナルティーは残り周回数の問題で本来のピットスルーペナルティーの代わりに取られた措置。レギュレーション上、ピットスルーペナルティーは抗議の対象となりえない…」という“門前払い”的内容だった。
マクラーレン側は
(1)ハミルトンがシケインをカットした後でアクセルを緩め、一旦ライコネンを前に出したこと。
(2)FIAの担当者に対し、無線でこの行為に問題がないことを確認し、了解を得ていた
…という2点から、自分たちの正当性を確信していた。だが、FIA側はあえて問題の核心には触れず「審議の対象外」とすることで、幕引きしてしまったのである。
結局、ベルギーGPはマッサの優勝とハミルトンの3位が確定したが、あまりにも理不尽な一連の顛末に、もはや怒る気力すら沸いてこない…。たとえ、F1初のナイトレースが成功しようとも、こんなコトを続けていたら、そのうちF1なんて誰も相手にしなくなってしまうのではないか?
(F1ジャーナリスト 川喜田研)

