第3回夕刊フジ杯プロリーグ 南4局2本場
【西家・成瀬朱美 11巡目】 1万7000点持ち3着
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分が悪い勝負でも行くべき時はある。例えば上図の手。【七索】が3枚切れなので、普通なら【八索】を切ってピンズを伸ばす。だが難しいのは満貫をツモっても順位は3着のまま。ハネ満ツモで2着という点数状況である。ピンズを伸ばして三色になればいいが、安目ツモだと意味がなくなる。さらに【五索】も【一筒】も残りは全部場に出ており手変わりは少ない。それならいっそのこと…。
そう、成瀬は3枚切れのカンチャン待ちリーチを敢行したのだ。ツモればリーチ・ツモ・三色・ドラ2、2着になれるハネ満ツモ条件を満たす。もちろん本人もアガれるとは思ってはいないだろうが、可能性はゼロではないということもわかっている。つまりわずかながらの可能性に賭けたわけである。その分、成功した時の感動は通常のアガリの比ではないであろう。
(文・ケネス徳田 第1期、第2期双竜位)
【成瀬朱美】 (なるせ・あけみ)日本プロ麻雀協会。AB型。第2期夕刊フジ杯麻雀女王決定戦プロリーグ1位、決定戦優勝で初タイトルを手にする。
夕刊フジ杯麻雀女王決定戦
(協力・マーチャオグループ)

