第3回夕刊フジ杯プロリーグ 第1節2回戦 南3局
【南家・手塚紗掬 17巡目】
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何事も粘りは肝心。特に流局直前となると誰もがテンパイを意識する。特に一度テンパイを入れたなら極力維持したいもの。そのため、時には奇策も必要となる。
上図は手塚紗掬の実戦譜。直前に【八萬】をポンしての形式テンパイである。残るツモはあと2回。そこに上家から【三索】が出た。もちろん役が無いのでロンはできない。仮にメンゼンなら「あ~リーチだった…」と思う人もいるだろう。だが鳴いていればそれほど後悔もない。淡白にあと2回のツモを消化する…ことを手塚はしなかった。
なんとこの【三索】をチー。そして安全そうな【一筒】を切った。つまり露骨な危険牌を引いてテンパイを崩さないようにするための鳴きである。これで残るツモはあと1回。接戦でのテンパイとノーテンでは雲泥の差だからこその土俵際の踏ん張りなのである。
(文・ケネス徳田 第1期、第2期双竜位)
【手塚紗掬】(てづか・さきく)フリープロ。O型。第1期女流雀王。全国津々浦々の麻雀荘のゲストプロとして活動中。
夕刊フジ杯麻雀女王決定戦
(協力・マーチャオグループ)
